Vagrant で VirtualBox 仮想マシンの CPU 数とメモリサイズを変更
Vagrant で VirtualBox 上の仮想マシンの CPU 数とメモリサイズを変更する方法としては、現時点で下記 2通りがあります。
- (a) cpus や memory を使用する
- (b) customize を使用する
ちなみに、Vagrant ソースの plugins/providers/virtualbox/config.rb
を見ると、(a) は内部で customize を呼び出して (b) と同じ事をしているだけです。
(a) cpus や memory を使用する
cpus
や memory
を使って CPU 数とメモリサイズを変更する Vagrantfile は下記のようになります。
- CPU 数を 2
- メモリを 1 GB (1024 MB)
Vagrantfile 設定例 (a)
・・・ Vagrant.configure(VAGRANTFILE_API_VERSION) do |config| ・・・ config.vm.provider "virtualbox" do |v| v.cpus = 2 v.memory = 1024 end end
基本的に、こちらの方が分かり易いと思います。
(b) customize を使用する
customize
を使って CPU 数とメモリサイズを変更する Vagrantfile は下記のようになります。
- CPU 数を 2
- メモリを 1 GB (1024 MB)
Vagrantfile 設定例 (b)
・・・ Vagrant.configure(VAGRANTFILE_API_VERSION) do |config| ・・・ config.vm.provider "virtualbox" do |v| v.customize ["modifyvm", :id, "--cpus", "2"] v.customize ["modifyvm", :id, "--memory", "1024"] end end
なお、上記の customize
は、:id
の箇所を変換した引数を VBoxManage
コマンドへ渡して実行する事になります。 (Vagrant ソースの plugins/providers/virtualbox/action/customize.rb
等を参照)
つまり、仮想マシン 5f6002fc-1b3c-1523-5be3-c143831fbe05
に対して下記のようなコマンドを実行するのと同じです。
VBoxManage コマンドを使って CPU 数とメモリサイズ変更する例
> VBoxManage modifyvm 5f6002fc-1b3c-1523-5be3-c143831fbe05 --cpus 2 > VBoxManage modifyvm 5f6002fc-1b3c-1523-5be3-c143831fbe05 --memory 1024