Gant を使ってみる

Apache Ant のビルドファイル(XML)を Groovy で記述できる Gant を使ってみる。常々 XML でビルド定義を書くのが面倒に感じ、YAML とかで書けないかなと思ってたので、スクリプトで簡単に記述できるツールはうれしい限り。

手動インストール方法

http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/Gant から該当する Groovy バージョンの Gant アーカイブファイルをダウンロードし、適当なディレクトリに解凍。(今回は gant-0.3.3_groovy-1.0.zip をダウンロードして使用した)

解凍先の bin ディレクトリ内の gantgant.bat ファイル、lib ディレクトリ内の gant-0.3.3.jar ファイルをGroovy ホームディレクトリ内の bin と lib ディレクトリにそれぞれコピーすればよい。

使い方

Ant の build.xml ファイルの代わりに build.gant ファイルを用意し、gant コマンドを実行すればよい。

コマンド
>gant [option] [target]
build.gant ファイルの例
//.svn ディレクトリを除いて src ディレクトリを jar ファイル化
target("default" : null) {
    Ant.jar(basedir : "src", destfile : "test-src.jar", excludes : "**/.svn")
}

Ant のタスクは "Ant.タスク名(属性名:値, ・・・)" のような記述をするみたい。

実行例
>gant

なお、target を指定しないと default ターゲットが実行される。

簡単に使ってみた限りでは、なかなか使えそうなツールだと思う。本格的に使ってみて実用性を判断したい。